皆さん、こんにちは!こっこです!
今日は、モンテッソーリ教育の大切な概念である「3M」についてお話ししたいと思います。
モンテッソーリ教育の魔法「3M」について
モンテッソーリ教育の「3M」とは、「見ていてね」「待っていてね」「もう一度やるから見ていてね」の3つの重要なステップを指します。
新しいスキルや活動を学ぶ際に大人が子どもに提示する方法です。
それぞれについて説明していきます。
1. 「見ていてね」について
まず、「見ていてね」という言葉は、大人が何かを説明するときに、とてもゆっくりと動作を見せることを意味しています。
これは、子どもたちが物事を視覚的に捉えるスピードが大人よりも速いため(子どもは大人の8倍の速さで動きをとらえるんです!)、彼らにしっかりと理解させるための工夫なのです。
たとえば、紙を折る動作を見せるときには、非常にゆっくりと、まるで動画でスローモーションで再生したかのように行います。動物で言うとナマケモノ🦥になったかのようにゆっっっっくり見せましょう!
これによって、子どもたちはどのように手を動かし、どのように折りたたむのかを正確に理解することができるようになるんです。
2. 「待っていてね」について
次に、「待っていてね」という言葉は、大人が何かを示している最中に、子どもたちが実際に手を出してみたくなった時に、少し待ってもらうことをお願いする時に使います。
この「待つ」時間が、実はとても大切で、子どもたちの中で「自分でやってみたい!」という気持ちをより一層強くし、自分で物事を探求する意欲を促す大切な時間です。
また、この過程を通じて、物事を待つことの大切さや、自己制御を学ぶきっかけにもなります。
3. 「もう一度やるから見ていてね」について
最後に、「もう一度やるから見ていてね」という言葉は、子どもたち自身が何かをやってみてうまくいかなかった時に、大人が再度、その正しいやり方をゆっくりと見せることを意味しています。
この時、大人はただ単に正しい方法を示すだけでなく、子どもたちが「自分で気づく」ことを目的としています。つまり、子どもたちが自分の間違いを自分で気付いて、正しい方法を見つけ出すことができるようになることが重要となります。
「違う違う!」「ここはこうじゃなくて、こうやってするんだよ」と教えるのではなく、また①「見ていてね」のステップに戻って、ゆっくりスローモーションで行います。
「3M」は、子どもたちが自分で考え、自分で学ぶ力を育む上で非常に重要な要素です。
「見ていてね」「待っていてね」「もう一度やるから見ていてね」というシンプルなフレーズには、子どもたちの自主性を尊重し、彼らが自らの力で成長していくことを助ける、モンテッソーリ教育の精神が凝縮されています。
私たち大人は、子どもたちが自分で物事を学び、自分で問題を解決する力を持っていることを信じ、その過程で適切なサポートを提供することが求められています。子どもたちが「自分でできた!」という達成感を味わうことができれば、それは彼らにとって何物にも代えがたい貴重な経験となります。
モンテッソーリ教育の「3M」を家庭や学校で実践することで、私たちは子どもたちに自立と自信を育む環境をつくっていきましょう🎵